◆スープ ダイエットをはじめましょう!
健康的に美しく痩せるためには、
食べ過ぎや油の摂りすぎに注意して、
新鮮な野菜や果物、精製していない穀物や豆などを中心に食べ、
水分を十分摂る食生活が大切です。
こうした食生活をカンタンに実行できるのが、
野菜たっぷりの具だくさんスープです。
冬の冷えた体を温めて、
心からホッとさせてくれる温かい具だくさんスープ。
暑い夏に、体にこもった熱と疲れを洗い流してくれる夏野菜たっぷりのスープ。
忙しくて栄養が不足していると感じているとき、体の細胞にしみわたる滋養豊かなスープ。
帰りが遅くなったときにも安心して食べられる夜食スープなど、
体のなかからキレイにしてくれる、美味しい・カンタン・低カロリー、高栄養化のスープがいっぱいです。
食べないダイエットや、無理なダイエットは長続きしません。
たとえ、一時的に体重が減ったとしても、体調を崩したり、
たるみやシワができて老けた印象になったり、リバウンドして前よりもっと太ってしまったりと、
結果的に目的を達成することができないものです。
ダイエットスープを、毎日の生活の習慣にして心と体を癒し、健康的なやせ体質とキレイな肌を手に入れましょう。
「あまり食べていないのになぜか痩せない、太ってしまう」
と悩んでいる人が多いと思います。
太るのには必ず食生活に問題があります。
「痩せなくては」とやみくもにカロリーを減らす前に、
食事の「質」と「習慣」を見直して、「太らない食べ方に変えること」を心がける方が効果的です。
◆スープ ダイエットの7つの秘密!
- 植物繊維が豊富な野菜がたっぷり摂れる
野菜は、便通をよくし、コレストロールなどを排出するデトックス効果のある植物繊維や、
ビタミン、ミネラルが豊富で、ダイエットの中心となる食品です。
イモ類以外は、たくさん食べてもカロリーが低いので食べ過ぎの心配はほとんどありません。
一日に必要な野菜の量は350gが目安ですが、
それだけの量を食べるのは、意外と大変なものです。
ダイエットスープは、野菜が一日の必要量の半分くらい摂れるくらいがちょうどよいです。
- 満足するまで食べても低カロリー
ダイエットスープは、「こんなに食べて大丈夫なの?」と心配になるくらい、
一人分の量がたっぷりです。
普通のスープカップで2杯分食べられるほどの量です。
スープだけでも十分に満足できる量ですが、200kcal以下とびっくりするほどの低カロリーです。
無理せずに「たっぷり食べてダイエット」が確実に実行できます。
- 水に溶けやすい栄養成分もムダにしないで食べられる
ビタミンB1、ビタミンCやカリュム は、水に溶けやすい性質があり、
調理の過程で大切な栄養が流れたり、
破壊されてしまいがちです。
たとえば、野菜をゆでた場合、だいたい半分以上のビタミンCが失われます。
スープにすると、流れ出したビタミンCの大半がスープのなかに溶け込むので、
大切な栄養をムダにしないで食べれます。
- ダイエットの秘訣は美味しく食べること
ダイエットには、油や肉は禁物と考えている人も多いと思いますが、
そんなことはありません。
ほどよい油や肉は腹もちがよく、お腹がすいていてついドカ食いしたり、
ちょこちょこ間食して大量に食べてしまうことを防いでくれます。
また、油や肉はうまみの素です。
少し加えることで料理の美味しさをアップしてくれます。
いくらダイエットといっても、苦行のように、美味しくないものを続けることはなかなか難しいものです。
ちなみに、一日の肉の必要量の目安は80kcalで、豚の赤身肉で60g程度とほんの少しです。
油も大さじ1杯弱です。
- 残りものを上手に使って具だくさんスープを
ダイエットスープは、いろいろな野菜、魚介類、肉、豆、雑穀などが満遍なく入っているので、
一品でも十分なおかずになります。
もともとスープは、世界中で、その土地、季節に採れた食材をなんでも入れて煮込む、
おかずも兼ねた庶民の命の糧だったのです。
難しく考えずに、冷蔵庫にある残りものの野菜などを使ってみましょう。
オリジナルのスープを作るのもいろいろ発見があって楽しいものです。
- 遅く帰った日の夕食や夜食にぴったりのダイエットスープとは?
夜は体が食べたカロリーを消費せずに蓄える体制になるので、
たくさん食べると太ってしまいます。
ダイエットの鉄則は、生活リズムを朝型にし、朝食はしっかり食べ、
夕食はなるべく午後8時くらいまでに済ませることです。
しかし、残業などでどうしても夕飯が遅くなってしまうこともあるでしょう。
その場合は、低カロリー・低脂肪で消化吸収のよいものを選ぶことが大切です。
夜食や遅い夕食には、とくに200kcal以下のダイエットスープがおすすめです。
- 栄養豊富なそばでダイエットヌードル
炭水化物はエネルギーになる大切な栄養ですから、
体が活動している日中に摂る食事には、パンやご飯などの主食が必要です。
ダイエットスープを食べるときも、日中の食事ではパンやご飯を一緒に食べましょう。
ジャガイモの入ったクリームチャウダーなどは、
主食となるジャガイモがたくさん入っているので、
パンやご飯の代わりに、野菜サラダなどを一緒に食べるとよいでしょう。
とくにおすすめな食べ方は、ダイエットスープにご飯や麺を加えることです。
美味しくて、十分にお腹が満足するリゾットや麺料理になります。
ダイエット中に大切なのは、精製された白米や麺ではなく、
胚芽やぬか部分のビタミン、ミネラルなどの栄養成分がきちんと摂れる雑穀・玄米ご飯やそばなどにすることです。
雑穀・玄米、そばなどの精白されていない穀物は、
栄養が豊かなだけでなく、
糖分吸収をコントロールして血糖値の急上昇を抑えたり、豊富な植物繊維で便秘を解消したり、
コレステロールを排出したりして肥満を予防します。
◆ダイエット スープ レシピ
材料(2人分)
ジャガイモ |
小1個(100g) |
ブロッコリー |
100g |
タマネギ |
1/2個(80g) |
ニンジン |
1/3個(50g) |
チェダーチーズ |
30g |
バター |
10g |
牛乳 |
1カップ |
水 |
2.5カップ |
コンソメ |
小さじ1 |
小麦粉 |
15g |
塩 |
適量 |
コショウ |
少々 |
特徴
チェダーチーズが豊かなコクをプラス。ブロッコリーは最初から煮込んでもOK!
手順
-
ジャガイモ、ニンジンは1cm角のサイコロ切りに、
ブロッコリーは、ゆでてから食べやすい大きさに分け、
タマネギはみじん切り、チェダーチーズはすりおろす。
-
鍋にバターを入れ、
タマネギを透き通るまで炒め、
ジャガイモ、ニンジンを入れてさらに炒める。
-
小麦粉を加え、
粉っぽくなくなるまで炒め、
牛乳、水、コンソメを少しずつ加えよく混ぜて強火にし、
煮立ったら弱火にする。
鍋にフタをして野菜がやわらかくなり、
スープにほどよいとろみがつくまで15分ほど煮る。
-
[3]にチェダーチーズを入れて溶かし、
ブロッコリーを加え、塩、コショウで味を調える。
ダイエット・メモ
ブロッコリーは、ビタミンCだけでなく、
カロチンやビタミンB1、植物繊維が豊富で、
美肌効果もばっちり。
茎にも栄養が豊富に含まれているので、
ゆでてから皮をむいて使いましょう。
エネルギー(268kcal)、繊維(4.2g)、野菜(165g)
材料(2人分)
鮭(サケ)のあら |
300g |
ダイコン |
100g |
ニンジン |
1/3本(50g) |
長ネギ |
30g |
昆布 |
10cmくらい |
水 |
5カップ |
塩 |
適量 |
特徴
サケのうまみでだしをとる北海道の郷土料理。
ジャガイモを入れてもおいしい!
手順
-
鮭のあらは、塩水でよく洗う。
ダイコン、ニンジンはいちょう切りに、長ネギは薄切りにする。
-
鍋に水と昆布と鮭を入れて中火にかけ、
お湯が沸騰する直前に昆布を取り出し、
ダイコン、ニンジンを入れる(塩鮭の場合、味をみてから塩を入れる)。
-
器に盛りつけ、長ネギをたっぷりかける。
ダイエット・メモ
鮭は白身魚と同じくらい高タンパク質で、
EPAやDHAなど血液をサラサラにする脂分も多く、
そのほかビタミンAやB群も豊富な美容健康食品です。
三平汁は、体を芯から温めてくれるので、
冷えやすい女性に最適です。
エネルギー(100kcal)、繊維(1.7g)、野菜(90g)
材料(2人分)
真ダラの切り身 |
1切れ |
ダイコン |
100g |
ニンジン |
1/3本(50g) |
長ネギ |
30g |
豆腐 |
80g |
だし汁 |
2カップ |
みそ |
適量 |
みりん |
小さじ1 |
七味唐辛子 |
少々 |
特徴
魚を手軽に食べられるみそ汁。
野菜にしみ込むタラのうまみを味わって!
手順
-
ダイコン、ニンジンはいちょう切りに、
長ネギは2cmぐらいの斜め切りに、豆腐は短冊に切る。
真ダラは半分に切る。
-
鍋にだし汁とみりんを煮立たせ、真ダラ、ダイコン、ニンジン、
半量のみそを入れて野菜がやわらかくなるまで5分ほど煮る。
-
野菜が煮えたら、もう半分のみそ、豆腐を加えて、長ネギを加えて温める。
-
器に盛りつけ、お好みで七味唐辛子をかける。
ダイエット・メモ
魚介類は、焼いたり煮たりするのが少し面倒と思っている人でも、
味噌汁にすると、だしも一緒にとれてカンタンに美味しく食べられます。
白身の魚や貝類、エビ、カニなどが味噌汁によく合います。
エネルギー(82kcal)、繊維(3.1g)、野菜(90g)
材料(2人分)
ソーセージ |
2本(1本25g) |
ジャガイモ |
小1個(100g) |
ニンジン |
1/3個(50g) |
カブ |
2個(100g) |
カリフラワー |
100g |
ニンニク |
1片 |
水 |
3.5カップ |
コンソメ |
小さじ1 |
ベイリーフ |
1枚 |
粒コショウ |
5~6個 |
塩 |
適量 |
コショウ |
少々 |
特徴
ソーセージと野菜のスープがおいしいカンタン ポトフ。
体の芯から温まります!
手順
-
ジャガイモ、ニンジン、カブは大きめに切り、
カリフラワーは房ごとに分ける。
ソーセージはひと口に切る。
-
鍋に水を入れ、ジャガイモ、ニンジン、カブ、カリフラワー、ソーセージ、
粉コショウ、コンソメ、ニンニク、ベイリーフを入れて煮立たせる。
-
中火で15分ほど、鍋にフタをして煮る。
-
野菜がやわらくなったら、塩、コショウで味を調える。
ダイエット・メモ
ソーセージは脂分が多く、1本あたり約8kcalで、
そのまま何本も食べると高カロリーですが、
スープに加えると少量でも十分によいだしが出て美味しくなります。
とくにポトフにはおすすめです。
エネルギー(148kcal)、繊維(3.8g)、野菜(180g)
材料(2人分)
牛肉 |
80g |
白菜キムチ |
80g |
干しシイタケ |
2枚 |
タケノコの水煮 |
40g |
長ネギ |
30g |
ニラ |
20g |
ニツバ |
少々 |
ニンニク |
1片 |
水(干しシイタケのもどし汁を含む) |
2.5カップ |
ゴマ油 |
小さじ1 |
みりん |
小さじ1 |
炒りゴマ |
少々 |
コンソメ |
小さじ2 |
コチュジャン |
大さじ1 |
唐辛子の輪切り |
適量 |
醤油 |
小さじ2 |
コショウ |
少々 |
特徴
唐辛子のカプサイシンで脂肪を燃焼。
白菜キムチを使えばカンタンに作れます。
手順
-
牛肉は食べやすい大きさに切る。
長ネギ、タケノコの水煮は薄切りに。
ニラ、ミツバは3cmくらいに切り、ニンニクはするおろし、
干しシイタケはもどして細切りにする(もどし汁はとっておく)。
-
鍋にゴマ油を入れて、牛肉とニンニク、唐辛子の輪切りを炒め、醤油、コショウで味をつけする。
-
[2]に水(干しシイタケのもどし汁を含む)、コンソメ、コチュジャンを入れて煮立たせ、
タケノコの水煮、干しシイタケ、白菜キムチ、長ネギ、みりんを加え、
ひと煮立たせ醤油で味を調える。
-
器に盛りつけて、ニラ、ミツバ、ゴマ油(分量外)と炒りゴマをかける。
ダイエット・メモ
キムチは乳酸菌の固まりです。
腸内環境も改善されて肥満や高血圧、動脈硬化の予防、抗ガン効果などさまざまな効果が期待できます。
そのまま食べるだけでなく、スープや鍋でたくさんいただきましょう。
エネルギー(170kcal)、繊維(4g)、野菜(105g)
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